歯周病による口臭

歯周病の口臭で悩んでいる方は多いはずです。歯周病は口臭の中で最も臭いが強く、最も多い原因です。歯周病を改善すればほとんどの口臭が消えるといっても過言ではありません。歯周病を改善することは口臭だけでなく、口や体の健康にも重要です。今回は歯周病による口臭の自宅と歯科医院で行う改善方法を説明します。ぜひ、参考にして下さい。

１．朝晩必ず２回以上は歯磨きを行う

朝晩に歯磨きを徹底的に行います。歯周病菌が最も増加するのは寝ている時です。寝ている間は唾液の量が少なくなり、唾液中の殺菌成分が歯周病菌に作用しにくくなります。そのため、寝る前に歯磨きで歯周病菌を減らし、朝起きた時に歯磨きで増えた歯周病菌を減らすことで口臭を防ぐことができます。

２．デンタルフロスを使用する

１．歯磨きの方法の指導を受ける

自分だけでの歯磨き方法ではいつまでも歯周病が改善しないことが多いのです。せっかく頑張って長い時間歯磨きをしても、歯周病菌が落ちていなければ意味がありません。歯医者には歯科衛生士という歯磨きの仕方を教えてくれるプロがいます。歯科衛生士に自分の癖や磨き残しを教えてもらい、自分で効率的に歯周病菌を落とせるようになると口臭を防止することが出来るようになります。

２．歯石を取る

歯石を定期的に落とすことによって口臭を防ぎます。歯石は付いてしまうと自分では落とすことが出来ません。歯石は歯周病菌のたまり場となり、歯ぐきの腫れや口臭の原因となります。歯石が多く付いてしまう前に、少ないうちに定期的に取る方が効果的です。

３．歯周ポケットの改善を行う

歯周ポケットは深くなると歯周病菌がたまり、膿が出て口臭の原因になります。歯周ポケットが深くなると自分で歯ブラシやデンタルフロスで細菌を取ることが出来なくなるため、膿がたまって口臭の原因になります。歯周病治療により歯周ポケットの改善が必要です。

４．定期的に歯周ポケット内を洗浄する

歯周ポケットの中に歯周病菌がたまり、口臭が強くなってしまいます。定期的に歯周ポケット内を歯科医院で洗浄することにより口臭の原因である歯周病菌を外に出していきます。

５．改善が見込めない歯は抜歯する

歯周病がかなり進行して根の先まで骨が溶けてしまっている場合は骨を再生することが不可能です。歯周ポケットの中には膿がたまりつづけ、口臭も続いてしまいます。口臭の原因になっている歯を抜歯し、周りの膿を取り除いて口臭を止める必要があります。